SSブログ

日日トルネフ1045 [ ― 日日トルネフ]

Screenshot_2024-01-21-10-12-59-39_67b903ca802568829052cf7d89881f6d~2.png

 「謎の日本人サトシ〜世界が熱狂した人探しゲーム」が再放送されていましたので拝見しました。再度思うこととして、パープレックスシティのようなネットと現実を組み合わせた宝探しのようなゲームが羨ましいです。いま、実際にこのようなゲームが開催されているのであれば、是非とも参加したいです。(英語は理解できないのですけれど。)

 とても魅力的なドキュメタリー番組です。栗原類さんのナレーションが番組を際立ててくれますが、それと同様に音楽が魅力的です。最初にこの番組を拝見したときは、ゲームのこともサトシのことも、このような素晴らしい現実が存在したことを知らずにいたのに、番組の導入からあっという間に引き込まれてしまいましのは音楽の魅力によります。音楽プロデューサーは、エリック・チェンさんとクレジットされていました。

 このドキュメンタリーは、日本のよくあるドキュメンタリー番組とは異なる雰囲気でもありましたので(もちろん、出演者もほとんど英語で話しているし、)、ディレクターはローレント・バーテレミさんということから海外ドキュメンタリー番組と信じていました。
 しかし、よくよく視てみると、制作・著作がNKK Mt.MEVILとなっていまして、国際的に複雑な制作体制で作られたように推理します。もしかすると、海外制作番組をNHKさんが買い取ったのかもしれません。
 そのような制作体制と、番組の内容、そしてパープレックスシティという国際的な拡がりをもつリアルゲームが、多国籍・無国籍的で意味深く魅力的です。虚構でもあり、でも現実でもあるこのような世界に埋没してしまうことから逃げきることはできません。テレビ番組を視ている視聴者は番組に引き込まれ、ゲームに参加されていた方々はリアルな世界を舞台にしたゲームという虚構の枠組みに吸い込まれてました。

 最も忘れてならないことは、実際にリアルゲームに参加された人たち、つまり、このドキュメンタリーの出演者の皆さんがとても素敵だから故に、番組が良作になったということです。